新機能編 今回はモノクロとセピアですね。
トップ絵はシルエットじゃない? と思った人もいるかもしれませんが、これはモノクロで撮影したものです。
撮影方法工夫することでシルエットではできない白抜きもできるのですよ。
これの撮影方法だけが知りたい!! というかたは3.応用を見てもらえればOKです。
それでは特徴その他色々語っていきましょー。
1.それぞれの特徴
①モノクロ
昔の白黒TVみたいな感じですね。最近だと赤外線カメラでしょうか。
画面の色が白と黒系の物になります。
白黒で表現される色なら中間である灰色や鼠色なんかにもなります。
特に銀色なんかは白や黒に光沢があることで表現されているので,はぐれメタルなんかはほぼそのまま。
ゴールデントーテムがメタルブラザーズに・・・!!
②セピア
色あせた写真風になりましたね。
画面の色が白と黒とセピア系になります。
セピア系と言っても「写真が色あせたときの色」を指す場合が多いため色々な種類があるようです。
ネットで調べたら赤、黄、茶色など複数出てきました。
ではDQⅩでのセピアは何色? ということで少し調べてみました。
まずは髪を特定の色に変えてメギストリスの屋内で各機能を使い撮影。
プレイヤーキャラの髪はカメラを向けると光があたり少し明るくなります。
で、少し明るい色になるので暗い色も確認。
次は司祭の法衣の少し暗い部分で確認。
まとめるとこんな感じ。
ということで見た感じ茶系に変化するようですね。
さきほどのはぐれメタル同様黒と白の変化があるので銀とかもあります。
ただし、元々金色のゴールデントーテムもメタルブラザーズになってしまいます。
ちなみに金色は黄色、オレンジ、茶色+光沢の組み合わせで作れるので頑張ればつくれるかもしれませんよ。
2.共通の特徴
・明るい色ほど白く、暗いほど黒に近づく。
さきほどの色変化一覧をみてもらうとわかるのですが、同じような色でも明るさによってわりと変化します。
23のオレンジと24のキャラメルは似たような色なのにかなり違いますよね。
・光透過物は白く、透過物は黒くなりやすい。
前の項と似たような物ですが覚えておくと便利です。
白くしたければ光透過物をフィルターにすればいいし、黒くしたければ透過物をフィルターにすればわりと調整できたりします。
3.応用
ということで、ここらへんの特徴を使ってみましょうか。
まずは冒頭のモノクロでとった二人のアンちゃんから行きましょう。
解説を始める前にひとつだけ、この写真はVJDQ写真コンテストに応募したもので現在はセット崩してしまいました。
そのため、あくまで「似たようなものを撮ってるセット」ということでご了承ください。
ではいきましょう
まずは左のアンルシア側から。
準備するものは、
・銀河のカーテン 8枚ぐらい
・たゆとう水面投影機 8個ぐらい
・パピヨンソファ幻(銀河のカーテンで黒さが足りないと思った場合使用) たくさん
さきほども話しましたが、光透過物は白くなります。つまり、像の部分だけ光をあてれば影絵ができて白くなりますね。
そう以前紹介した氷像技術が役立ちます。
例の如く銀河のカーテンを重ねて背後から大量の水面投影機で像を照らせば
氷像ができあがります。この状態でモノクロで撮影すると、
このように綺麗な白抜きができあがります。
ただ、後ろの星がじゃまだなーとか、もっと黒くしたいなーと思ったら、パピヨンのカーテン部分を沢山重ねて間に挟めばOKです。
あとは端をうまく隠したり、後ろに銀河のカーテン置いたりして調整ですね。
そして次は右のアンちゃん。
今度は逆に像に光を当てない。
像を手前に、光を後ろに配置することで影絵を作ります。
通常
モノクロ
これだけだと影絵っぽさが足りないので、Windows verのコンフィグで明度を1に下げる。
このようになります。当時はこのようにして撮影しました。
ただ、全員がWindows verではないと思うので今だからできる別のやり方を1つ紹介します。
当時は無かった星空の天井(課金家具)
こいつを透過するとキャラが浮き上がって背景が染まります。いわゆる闇クリスタルの透過物verですね。
実際にやってみましょう。
透過してない状態
1枚目からカメラを下げて透過した状態
今ならこんな方法もありますよーって一例です。
他にもかなーり調整面くさいですが、闇クリスタルと他家具の組み合わせで似たような事もできますね。
あとは二人のアンちゃんをうまく交差させれば白黒反転写真の完成です。
雑。 うまくやればトップ絵みたいにできますよ!!
長時間光とにらめっこしてたら目が痛くなってきたのでご容赦ください・・・。
一通りやり方は書きましたが文章だけだとわからないという方もいると思います。前回の氷像の時二人くらいに言われましたもの。
ということで、もし実物を見たいというかたがいましたらこちら
アズラン湿原 16206-5
にセットありますのでお越しください。
いつまで残ってるって保証はできないですが、たぶん次回の写真コンテストかコラムを書くくらいまでには残ってると思います。
もし家主がいて声かけてくれれば色々解説だったり、家に貼れる結界見せれたりできますよ。
お次はセピアってことでコイツを
作り方は解説するまでもなく暗くしてはぐれメタルにゴールデンライトあてて撮影しただけです。さきほども触れましたが、はぐれメタルはセピアやモノクロの影響をあまり受けないのでこういった一箇所だけ色のついた特別な存在に見せるような写真が撮れます。
ついでにもう1枚
クドゥスの泉ですね。
夜にコンフィグで明度1にして撮影。
光部分が黄や茶になることで黄金に光り輝いてるように見えますね。
ハウジングで行くと、提灯や色変わりライトの初期色なんかの暖色系でも似たような事できますよ。
ということでモノクロ&セピア編でした。
今回ちょっと紹介できませんでしたが、撮影方法を工夫すればデッサンや線画みたいな下書き風の写真やフォーカスをうまく利用することで墨絵風みたいなのを作る事もできますよ。
やれることの幅が一気に広がって画像加工アプリ染みたことができるようになってきましたね。
是非皆さんも色々探してみてください。
それと今回は少し後書き的なものを
8月のDQTVでポーリーランドのコーナーで透過の記事を「ネットでこんな技術公開してる人がいるよー」と軽く紹介していただけました。
あかほり先生ありがとうございました!!
私が書く記事は「万人向け」でなく「物好き向け」のつもりです。
何かを作りたい!!という情熱のある方は色々調べて、少しのヒントから自分のしたいことを組み立てすごい物を完成させてしまう人が多いと思ってます。
そんな人達のヒントとして手助けになればなーという思いでひたすらこんな読みにくい技術を紹介する記事を書いているのですが、ああして役立ってるのを見れて嬉しくなりましたね。
これからも何かを作りたい人のためのヒントになれるよう記事を書いていくつもりなので、気が向いた時にでも読んで頂けるとありがたいです。
以上 あとがきぽい何かでした
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
次回はたぶんシルエット機能を一旦置いといて○○背景か透過系について書くと思います。それではまた。